どうしたら落ち着けるようになるの?

子どもはうるさく大声ではしゃぎまわっているのが当たり前で普通の姿です。でも、電車の中やレストランの中でもはしゃぎまわっていたら、親のしつけを疑われてしまいます。つまり、場所によって、親の顔色とかによって変えられるかどうかが重要になります。

●大人の話を聞きながら活動できるようになる。

●より目的的に活動できるようになる。

●みんなの流れに沿って活動できるようになる。

●ルールに沿って活動するようになる。

●自己コントロール能力が高まる。

●社会性・規範性の認識が高まる。

これらは全体の発達が進むことによって可能になることです。つまり、全体に成長してくれば落ち着いてくると言うことです。

早く落ち着いてほしいと親が願うのはよくわかりますが、性急にそうさせようとすると子どもはむしろ反発してうまくいきません。また、親の言うことをよく聞いて従順に育っていると思っていても、大きくなって大爆発こともありますので、落ち着きがなくはしゃぎまわっている現状をいけないとばかり考えないで、元気がいいと思っていた方が親の精神衛生上、良いこともあります。

落ち着きがないように見える本人自身の問題として、大きく2つのことが考えられます。1つは運動能力が高く、認知適応能力や言語能力が低い場合です。この場合、やや苦手な認知面や言語面ばかりを上げようと着目するより、得意な運動能力を活かして、持っている能力を十分発揮させながら、徐々に弱い側面もレベルアップしていく方がうまくいくと思います。

2つ目は脳の注意機能の働きに何らかの弱さがあり、多動さや衝動性が顕著な場合です。

これは、すぐには変わらないので、長い時間をかけて成長していくのを見守っていく必要があります。多動衝動性が強くても、ことばの発達や運動発達はそれなりに進んでいきます。しかし、多動衝動性が強いと、待つことが苦手で、順番やみんなの流れに沿って動くのが難しいので、周りの大人が手を焼いて迷惑がられてしまいます。その為、叱られることが多くなって自己肯定感が弱くなるという2次障害が発生しやすくなるので注意が必要です。とっさにいろんなことをしようとするので、危険さが多く、それを周りの大人が大声で止めようとするからです。その都度止められていたら、達成感を感じることが少なくなり自信を無くしてしまいます。

キッズコミュの活動では一斉活動でやるようにして、止めることを極力少なくしています。できるだけ、「ダメでしょう!」ではなく「こうしてください」と言うようにしています。また、高度な運動課題をしっかりさせると注意機能が増して、多動衝動性が少なくなるという研究結果があり、キッズコミュもそれを実践しています。そして、他児と一緒に遊ぶのは好きなので、一緒に遊ぶには相手にも会わせることも必要になり自己コントロールすることも徐々に出てきます。時間はかかりますが、高度な運動と友達効果によって、長い時間がかかりますが徐々に確かな効果が出ています。