軽い全体的発達の遅れがあるお子さんの例

軽い全体的発達の遅れがあるお子さんの例

p君              初診時5歳11カ月

Ò  来所時までの経過

ホームページを見て来所

初診時の様子

・集団では先生の話が入りにくい。理解力はあるが、聞いていないことが多い。

・お友達との関わりは、好きな遊びをしている子のそばでやり取りをしている。

初診時所見

絵カードで、ストーリーはよく理解できるが、説明が不十分である。

手先がやや不器用で、何をやるのも時間がかかる。時折ぼうっとしていたりしてマイペースである。

Ò  指導の経過

年長グループにして月4回指導する。最初のころはマイペースで、他の子より時間がかかることが多かったが、途中から競争ゲームに

夢中になり、勝ちたい一心で次第に活動に集中するようになって、10ヶ月後には色々な課題で早く出来るようになり、大変おしゃべりになる。

言語・コミュニケーション発達スケール結果

10カ月の間に、全ての領域で指数が20以上上がっていました。

保護者の感想

Ò  5歳11カ月の時、キッズコミュに来た時は、マイペースで、何をやるのにも遅く人の話も聞いていないことが多かったが、ここで指導を受けて、お友達と競争して勝ちたがるようになって、やることが速くなり、お話もよくするようになって、キッズコミュに来て本当によかったです。

q君                初診時5歳11カ月

Ò  来所時までの経過

ホームページを見て来所

初診時の様子

・家で言っていることは理解できるが、説明が不十分である。

・友達と遊ぶ時も会話を続けることができない。

初診時所見

絵カードで、ストーリーはよく理解できるが、説明が不十分である。

手先や身体の使い方が不器用で、何をするにも時間がかかる。

Ò  指導の経過

年長グループにして月4回指導する。やや手先や身体の使い方が不器用で、競争になると負けることが多く、悔しくて母親に八つ当たりすることが多かった。カルタやトランプなどでは勝つことあって、自信が出てきた。口で言い返すことが多くなった。1年半近く、指導して、身体の使い方も大分上手になってきた。小学校の勉強もよくついていけるようになった。

言語・コミュニケーション発達スケール結果

1年半の間に、全ての領域で指数が15以上上がっていました。

保護者の感想

Ò  5歳11カ月の時、キッズコミュに来た時は、理解するのに時間がかかり、過去の話をすることはほとんどなかったけれど、ここで指導を受けて、7差5ヶ月の時は理解する力もつき、過去の話も具体的にはなせるようになりました。ここで指導を受けて、同じ年齢の子といろいろな遊びを通して体験できたことがよい刺激になり、とてもよかったです。

 

r君                初診時5歳4カ月

Ò  来所時までの経過

ホームページを見て来所

初診時の様子

・言葉の発達が理解も表現も遅れている。3語文も順を追って話せない。

・落ち着きがない、ル-ルのある遊びは難しい。

初診時所見

3コマストーリーの絵カードで、内容はわかるようで、先の話をしようとするが、誰が何をどうしたと言うように順を追って話せない。

運動能力は大変高く、すごいスピードでこなすことができるが、大変せっかちな印象を受ける。

Ò  指導の経過

年長グループにして月4回指導する。誰が何をどうしたという3語文の練習を個別で2ヶ月行う。話す力は他の子より遅れていたが、運動能力は高く、競争になると勝てることが多かったので、自信をなくさずにグループの活動に取り組めた。小学校に上がったころから話す力も一段と伸びてきて、他の子と言い合いになっても、負けずに言い返せるようになってきた。すると小学校の勉強もほとんどついていけるようになった。

言語・コミュニケーション発達スケール結果

1年半の間に、全ての領域で指数が20以上上がっていました。

保護者の感想

Ò   5歳5カ月の時、キッズコミュに来た時は、3語文がままならず、質問を理解することが難しくて、言語表現・言語理解が1年半程の遅れがありましたが、ここで指導を受けて6歳9カ月の時はほとんどの質問を理解できるようになり、言葉のやりとりもじょうずになりました。キッズコミュでは、一回の指導の中で、子どもが理解でき、子どもが集中できる短時間での活動がいくつも用意されていて、少し疲れている日でも最後まで飽きずに取り組めることがほとんどでした。

Ò  苦手な活動も毎回組み入れていただき、出来るようになってくると新しい活動を取り入れて下さるので自信がついたステップアップが出来ていると思います。クラスごとに子ども達のペースに合わせて活動内容を決めて下さることがとてもよかったです。

Ò  また、家では出来ない体を思いきり使った遊びやスポーツから、家でも出来る遊びやスポーツまでを経験することが出来、日常の遊びの幅が広がりました。

Ò  親は指導を目の前で見たり、時には一緒に参加することで、子どもへの接し方や遊び方の勉強になります。何よりも、親子で楽しみながら成長を感じられる事がとても嬉しく思います。