他児に関心弱く、集団を怖がる・場面緘黙だったお子さんの例

絵カードの内容を問う質問には答えるが、他は全く話さなかったお子さんの例

n君                初診時6歳0カ月

 来所時までの経過

知人の紹介で来所

 初診時の様子

・家以外話さない、幼稚園年少から入って喋ったことがなかったが、最近先生に耳元で小さい声で話すことがあったとの。

・絵カードで、絵の内容聞くとそれには答えるが、遊んでいる時は声を出すこともない。

 初診時所見

絵カードで質問するのには答えるので、それを続けながら思い切り身体を使った遊びを多くして自然に声が出るのを待って行く。

  指導の経過

2ヶ月間個別指導をする。絵カードでの質問には答えるが、身体を使った遊びは楽しそうではあるが全く声を出さない。その後、3人のグループにする。カルタやトランプなで勝ち負けを競う遊びや競争遊びなど夢中になってやって、自然と声が出るようになってきた。また、負けるととても悔しがっていた。グループ指導を始めて7ヶ月後には、いつの間にか、先生や他児に話しかけていることが出て来ました。

 保護者の感想

6歳0カ月のキッズコミュに来た時は家族とだけはお喋りして、幼稚園では、先生に聞かれたら「うん」「ううん」だけというだけで、お友達とは全くコミュニケーションをとらない状態でした。ここで指導を受けて、6歳9カ月の時は、古賀先生に自分から話しかけたり、友達とも会話している時が出てきました。ここで指導を受けて、グループのお友達と身体をいっぱい使って遊びながら、自然に声が出てきたりしました。何より、いつも自信のない不安そうな顔していた息子がとても明るく楽しそうに幼稚園に通うようになったことがとてもうれしかったです。ゲームや身体をいっぱい使う遊びを通して、お友達との関わり方や自然に声を出すことの楽しさなどを押しつけでなく、自ら学んでくれたことがとてもよかったです。