おもちゃや機械類ばかりに興味があって、他の子と遊ぼうとしなかったお子さんの例

おもちゃや機械類にばかり興味があって、他の子と遊ぼうとしなかったお子さんの例

m君                初診時2歳4カ月

Ò  来所時までの経過

湘南リビングを見て来所

初診時の様子

・発語は単語で50語前後、母親の言っていることはほとんど理解できる。

・公園へ行くと散策が好きで、他の子ども方へは行かない。

・一人でおもちゃで遊び事が好きで他の子と遊ぼうとしない。

初診時所見

母親の指示にはよく応じるとのことだが、一つのことに長続きせず、すぐ他へ気持ちが向いてしまう。人の励ましに影響されないなどがあり、理解力が定かでない。まず、個別指導で活動に興味を引き出していくことから始める。

Ò  指導の経過

2ヶ月間個別指導をして、トーキングカード興味持って聞くようになり、8枚並べての選択も可能になり、少し喋るようになる。運動的な遊びは恐がることが多いが、階段登ってブロック倒しなどはやるようになる。2歳7カ月からグループ指導を月4回で実施する。少しずつではあるが、運動的な活動も他の子につられてやることが多くなる。一時期、母親の体調が悪くなり、本人も消極的になり恐がることが多くなったが、弟が生まれて母親が元気になると、本人も積極的になってきた。

それから、年少・年中とグループ指導を続け、たくさんしゃべるようになり、行動も他の子よりも遅いが、競争で勝とうと頑張るようになってきた。

言語・コミュニケーション発達スケール結果

5歳3カ月時には、全ての領域で年齢相応になっていました。

保護者の感想

Ò  2歳5カ月の時、キッズコミュに来た時は言葉が遅く、ほとんど単語しか話せず、、理解力もなく話も伝わらないことが多く、その為か癇癪を起こすことが多く、とても怖がりで何をするにも消極的な態度でしたが、ここで指導を受けて、言葉が年齢以上にまで成長し、何よりコミュニケーション能力が著しく変わってきました。成長具合に合わせて、個人レッスンでじっくり見てもらったことや、グループに入って、集団の様子から、今後の課題となる自分の子ども個性も発見出来たのがとてもよかったです。